惡の華

第三回

視聴期間:2日間

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解説

万物に平等に降り注ぐはずの朝日にさへも
わが魂は見放された。
一片の光輝(かがやき)すらも届かぬこの深淵では
疑念と欺瞞が呪ひのやうに渦巻ゐて、
哀しき戀の亡霊が 沈鬱な執行人さながらに
粛々と 黒光りの断頭台へとおれを誘ふ。
身動ぎもせず祈りを捧げる清らかなる乙女よ、
無慈悲な別れの其の瞬間に
愛しきお前の憐憫をのみ、おれは請ふだらう。